睡眠中の騒音は呼吸器系のいろいろな箇所で発生します。
いびきというときは軟口蓋と口蓋咽頭弓の振動によって発生する音に限るのが一般的です。
したがって、舌、頬、唇、鼻孔などで発生する音はいびきに入れません。
専門語では喘鳴といって区別しているのです。
いびきは通常口で息を吸うときに起こります。
またいびきは不随意的なものであり、覚醒すると止まります。
野生の動物はいびきをかかないようですが、狼から派生した飼犬のなかにはいびきをかくのが多いです。
主としてブルドックやペキニーズのような、鼻の奇型をもった品種にみられます。
いびきの科学的研究は専ら耳鼻咽喉科の医師によって行われてきました。
特に日本の研究は国際的によく知られていますね。
いびきの原因になるものを若干挙げると、子供では10歳以下が多く、男女比は2対1位、50%はアデノイドまたは扁桃肥大で、手術によっていびきが止まります。
アレルギー性のものが20%位あって、牛乳をやめたらいびきが止まったという例もあります。
大人では、アレルギー、鼻中隔のゆがみ、鼻翼のたるみが最も多くて全体の70%位、殊に60歳以上の老人では鼻翼のたるみが主な原因になっているといいます。
疲労が原因のことはそんなに多くないのです。
煙草が原因なのも余り多くありませんが、禁煙したら劇的に止まった例もあります。